はじめに
引越しは人生の大きなイベントの一つです。新しい住まいや環境に慣れるのは大変なことですが、それだけではありません。引越しには様々な手続きや準備が必要で、それらを怠るとトラブルやストレスの原因になりかねません。
そこで、この記事では引越しまでにするべきことと、引越しの準備がスムーズに進むための重要性についてお伝えします。
引越しの準備がスムーズに進むための重要性について
引越しの準備とは荷造りや片付け、住所変更や解約手続きなど、引越し前に行う必要がある一連の作業のことです。これらの作業は、時間と労力がかかるだけでなく、忘れたり間違えたりすると、引越し後にトラブルになる可能性があります。
例えば、荷造りを適当にしたり準備があできていなかったりすると、次のような問題が発生するかもしれません。
- 荷物が破損したり紛失したりする
- 引越し業者とのトラブルが起こる
- 引越し費用が予想以上に高くなる
- 新居で荷物を整理するのに時間がかかる
- 旧居や新居で近隣とのトラブルが起こる
- 住所変更や解約手続きを忘れて、追加料金や罰金を支払わなければならない
これらの問題は、引越しの準備をしっかりと行うことで防ぐことができます。引越しの準備は、早めに始めて計画的に進めることが大切です。また、必要なものはリストアップしてチェックすることや、引越し業者との連絡を密にすることも重要です。
引越しの計画立て
引越しの日程を確定する
引越しをするということは人によってさまざまな事情があります。
例えば仕事や学校の都合での引越し、家族の事情による引越し、はたまた気分で引越しをしようなんてこともあるかもしれません。
これらの事情にあわせて引越しの日程を決める必要があります。しかし、どのようにして日程を決めるのでしょうか?ここでは、引越しをする事情による日程の決め方について、いくつかのポイントを紹介します。
まず、引越しをする理由を明確にしましょう。引越しの理由は、自分や家族の希望だけでなく、外的な要因も考慮する必要があります。たとえば、仕事や学校の転勤や転校がある場合は、その期限に合わせて日程を決める必要があります。
また、住む場所の条件も重要です。たとえば、賃貸物件の場合は、契約期間や更新時期に注意する必要があります。また、新築物件の場合は、完成予定日や入居可能日に注意する必要があります。
次に、引越しの時期を考えましょう。引越しの時期は、季節や曜日によっても変わります。たとえば、春や秋は引越しシーズンであり、引越し業者やトラックの予約が取りにくくなります。
また、土日や祝日は休みの人が多く、交通量や混雑度も高くなります。これらのことから、引越しの時期は、できるだけ早めに決めて予約することがおすすめです。また、平日や冬などのオフシーズンに引越しをすることで、費用や時間を節約することもできます。
引越し先の住所や連絡先の変更手続きをする
引越しをすると、住所や連絡先が変わることになります。この変更をしっかりと伝えておかないと、郵便物や荷物が届かなかったり、重要な連絡が途絶えたりする可能性があります。そうならないためには、引越し前に以下の手続きを行う必要があります。
- 銀行やクレジットカード会社などの金融機関に住所変更の届出をする
- 電話やインターネットなどの通信サービスに移転や解約の手続きをする
- NHKや新聞社などのメディア関係に住所変更や解約の手続きをする
- 保険会社や年金事務所などの社会保障関係に住所変更の届出をする
- 学校や会社などの勤務先や教育機関に住所変更の連絡をする
- 家族や友人などの身近な人に住所変更の連絡をする
これらの手続きは、引越し日の1ヶ月前から始めるとスムーズです。また、引越し後は、役所に転入届やマイナンバーの住所変更などを行う必要があります。引越しは忙しい時期ですが、住所や連絡先の変更は大切なことです。忘れずに行いましょう。
引越しの予算の設定と費用の見積もり
引越しをするときには、予算の設定と費用の見積もりが重要です。予算の設定とは、引越しにかかる費用を把握し、無駄な出費を避けるために、自分の経済状況に合わせて計画することです。
費用の見積もりとは、引越し業者に依頼する場合には、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することです。
予算の設定をするには、以下のようなポイントを考えます。
- 引越し先の家賃や敷金・礼金などの初期費用
- 引越し業者の料金や荷造り・解体・設置などのオプション料金
- 引越しに伴う手続きや通知などの手数料や郵送費
- 引越し後の生活費やインターネットやガス・水道・電気などの契約費
- 引越し前後の掃除や処分などにかかる費用や時間
費用の見積もりをするには、以下のようなポイントを考えます。
- 引越し日や時間帯、距離や交通状況などによって料金が変わること
- 荷物の量や大きさ、重さや形状などによって料金が変わること
- 見積もりを取る際には、荷物の詳細や条件を正確に伝えること
- 見積もりを比較する際には、サービス内容や保険・保証なども確認すること
引越しの予算の設定と費用の見積もりは、引越しをスムーズに行うために必要な作業です。事前にしっかりと計画しておくことで、引越しにかかるストレスやトラブルを減らすことができます。
不要な物の整理と処分
引越しをするときには、新しい住まいに合わせて家具や衣類などの整理をする必要があります。不要になったものを処分することで、荷物の量を減らし、引越し費用や手間を節約できます。
しかし、不要なものの処分方法には注意が必要です。適切に処分しないと、不法投棄や個人情報の流出などのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
ここでは、引越しにおいて不要な家具や衣類などの整理の仕方について紹介します。
まず、不要なものを処分する前に、必要なものと不要なものを仕分けることが大切です。仕分ける際には、以下のような基準を参考にしてみましょう。
- 新しい住まいの間取りや収納スペースに合っているか
- 使っている頻度や必要性が高いか
- 状態が良くて機能的か
- 価値があって売れるか
仕分けた後は、不要なものを処分する方法を選びます。一般的には、以下のような方法があります。
- 粗大ゴミとして出す
- リサイクルショップに買い取ってもらう
- ネットオークションやフリマアプリで売る
- 不用品回収業者に引き取ってもらう
- 引越し業者に引き取ってもらう
- 買い替えと同時に古いものを引き取ってもらう
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。例えば、粗大ゴミとして出す場合は、料金が安く済みますが、事前予約やシール購入が必要です。また、自治体によっては回収できないものもあります。
リサイクルショップに買い取ってもらう場合は、収入になりますが、状態が良くて需要があるものでなければ買い取ってもらえません。
ネットオークションやフリマアプリで売る場合は、高く売れる可能性がありますが、出品や発送などの手間がかかります。
不用品回収業者に引き取ってもらう場合は、早く処分できますが、料金が高くなることがあります。また、許可を持たない業者に依頼するとトラブルになることもあります。
引越し業者に引き取ってもらう場合は、手間が省けますが、料金が別途発生することがあります。
買い替えと同時に古いものを引き取ってもらう場合は、無料で処分できますが、同じ品目である必要があります。
以上のように、引越しにおいて不要な家具や衣類などの整理の仕方は、自分の状況や希望に合わせて選ぶことが大切です。不要なものを適切に処分することで、新しい住まいで快適に暮らすことができます。
引越し業者の選定
引越しをするときには、どのように引越し業者を選ぶべきでしょうか?引越し業者は多数ありますが、すべての業者が自分のニーズに合っているとは限りません。そこで、以下のポイントを参考にして、自分に最適な引越し業者を見つけましょう。
以下のポイントを踏まえて、引越し業者を選ぶことで、スムーズで快適な引越しを実現できるでしょう。自分の引越しに合った業者を見つけて、新しい生活を楽しみましょう。
複数の引越し業者の見積もりを比較する
1.引越し料金は、引越しの距離や荷物の量、作業員の人数などによって変わります。また、業者によってもサービス内容や料金体系が異なります。そのため、複数の業者から見積もりを取って比較することが重要です。見積もりを比較する際には、以下の点に注意しましょう。
- 見積もりは無料で出してもらえるか
- 見積もりは書面で提示してもらえるか
- 見積もりにはすべての費用が含まれているか
- 追加料金やキャンセル料が発生する可能性があるか
- 割引やキャンペーンが適用される条件は何か
2.サービス内容やオプションを確認する
引越し業者によっては、荷物の梱包や解体、設置などのサービスを提供している場合があります。また、家具や家電などの特殊な荷物の取り扱いや、不要品の処分などのオプションもあります。自分が必要とするサービスやオプションがあるかどうかを確認しましょう。サービス内容やオプションを確認する際には、以下の点に注意しましょう。
- サービスやオプションは無料で利用できるか
- サービスやオプションは事前に予約が必要か
- サービスやオプションは自分の希望通りに実施してもらえるか
- サービスやオプションに関するトラブルが発生した場合の対応はどうか
クチコミや評判を確認して信頼性のある業者を選ぶ
引越し業者のサービスの質や信頼性を知るためには、クチコミや評判をチェックすることが有効です。インターネット上には、引越し業者のレビューサイトやランキングサイトがあります。
そこで、自分が気になる業者の評価やコメントを確認しましょう。クチコミや評判をチェックする際には、以下の点に注意しましょう。
- クチコミや評判は最新のものか
- クチコミや評判は客観的なものか
- クチコミや評判は多数あるか
- クチコミや評判は良いものばかりでないか
電気・ガス・水道などの手続き
引越しは大変な作業ですが、忘れてはならないのが電気・ガス・水道などのライフラインの手続きです。これらの手続きを怠ると、引越し後に不便やトラブルに見舞われる可能性があります。
ここでは引越し前にやるべきことにおいての電気・ガス・水道などの手続きについて詳しく解説します。
電気の手続き
電気の手続きは、引越し前と引越し後にそれぞれ行います。引越し前には、現在利用している電力会社に連絡して、使用停止の申し込みをします。できれば1週間前、遅くとも引越しの3~4日ほど前までには、手続きを済ませておきましょう。インターネットや電話で申し込みができますが、電話の場合は「電気ご使用量のお知らせ」や「領収証」などが必要になります。
また、引越し先で利用する電力会社も決めておく必要があります。引越し先の地域で利用できる電力会社は、インターネットで検索することができます。料金やサービス内容を比較して、自分に合った電力会社を選びましょう。引越し後には、新しく利用する電力会社に連絡して、使用開始の申し込みをします。こちらもインターネットや電話で申し込みができます。
一般的には、新居ではブレーカーを上げるだけで電気が使えるようになりますが、手続きをしないと延滞金が発生したり、急に電気が止まったりする可能性があるので、早めに手続きをしておきましょう。
ガスの手続き
ガスの手続きも、引越し前と引越し後にそれぞれ行います。引越し前には、現在利用しているガス会社に連絡して、使用停止の申し込みをします。こちらも1週間前までには手続きを済ませておくと安心です。インターネットや電話で申し込みができますが、「お客様ガス番号」などが記載されている「領収書」や「検針票」などが必要になります。
また、引越し先で利用するガスの種類も確認しておく必要があります。ガスには都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類があり、それぞれ使用できるガス機器が異なります。引越し先のガスの種類は、インターネットや電話で確認することができます。
引越し後には、新しく利用するガス会社に連絡して、使用開始の申し込みをします。こちらもインターネットや電話で申し込みができますが、印鑑(サインでも可)が必要になります。ガスは自分で閉栓・開栓することができないので、引越し前後には必ずガス会社の担当者と立ち会う必要があります。立ち会いの日時は事前に予約しておきましょう。
また、引越し後のガス機器は新調するのがおすすめです。今まで使用していたガス機器をそのまま使えない場合があるからです。ガス機器を購入する際は、使用できるガスの種類をしっかり確認しておきましょう。
水道の手続き
水道の手続きも、引越し前と引越し後にそれぞれ行います。引越し前には、現在利用している地域管轄の水道局に連絡して、使用停止の申し込みをします。こちらも1週間前までには手続きを済ませておくと良いでしょう。インターネットや電話で申し込みができますが、「お客様番号」などが記載されている「領収書」や「検針票」などが必要になります。
引越し後には、新しく利用する地域管轄の水道局に連絡して、使用開始の申し込みをします。こちらもインターネットや電話で申し込みができます。水道の手続き方法は地域や給水方式の違いによって異なる場合があるので、各地域管轄の水道局で確認してください。
荷造りと梱包
荷造りと梱包は時間と手間がかかるので、早めに始めることが重要です。ここでは、荷造りと梱包のコツを紹介します。
梱包は基本的にダンボールに入る小物や小さい家電だけで大きな家具や家電は引越し業者のほうで当日梱包してくれます。
まずは荷造りの順番を決めましょう。荷造りは、使わないものから始めるのがおすすめです。例えば、季節外の服や装飾品、本やCDなどは早めに箱に入れてしまいましょう。逆に、最後まで使うものは最後に梱包しましょう。
例えば、日用品や食器、普段使用している布団などは引越し当日まで使う可能性が高いので、最後に荷造りしましょう。
梱包は、荷物を傷つけないように丁寧に行うことが大切です。特に、割れ物や電化製品などは注意が必要です。電化製品は元の箱があればそれを使いましょう。元の箱がなければ、緩衝材を使ってしっかり固定しましょう。また、重いものは小さな箱に入れて軽くすることも忘れずに行いましょう。
梱包は地味で手間のかかる作業です。もちろん、面倒くさくてなにもしたくない方は引越し業者に小物の梱包まですべて任せることも可能です。
その場合は物量によっては数日前から前日に引越し業者から梱包を専門に行っているチームが訪問し梱包することになります。当日も可能ではありますが、梱包しながらの搬出作業となると引越しの作業員としては非常にやりにくいので基本的には嫌がられます。
業者や物量によって変わりますが引越し費用はおおまかに5~10万円はプラスとなります。
必要な梱包資材の準備
必要な梱包資材は次のとおりです。
- ダンボール
- ガムテープ
- 布団袋
- 包装紙
- エアキャップ
梱包資材の準備ですが、だいたいの業者は引越しの物量に応じて定められた梱包資材はサービスで提供してくれます。
それ以上は追加費用を払うことで購入できます。すべての引越し業者を知っているわけではないので、もしかしたらサービスで好きなだけ提供してもらえる業者もあるかもしれませんが商売である以上なかなか考えにくいと思います。
足りない分のダンボールをホームセンターなどで購入する方がおられますが、はっきりと言ってオススメできません。というよりも絶対にやめたほうがよいです。引越しで使用するには強度が弱すぎてトラックで積む際にすぐにつぶれたり底が抜けます。
引越し業者の使用しているダンボールはとても質が良く強度もとても強いです。そして、大量に仕入れているのでそれほど費用も高くありません。
それでも節約したいという方にオススメの方法としては引越し業者に中古のダンボールでいいのでもらえませんかというとけっこう無料でもらえたりします。
マジックで行先などが書いているぐらいで使用する分には全く問題ないのでオススメです。
衣服はハンガーボックスを業者が当日に持ってきてくれるのが一般的です。
そのほかシューズボックスなど業者によってはあるのでどこまで梱包する必要があるのか見積もりのときに確認しておきましょう。
ラベルや番号などをつけて荷物を分類する
梱包したダンボールには中身の内容や行先の部屋を書いたりラベルを貼ると引越し後の解梱から整理が非常に楽になるので絶対にしておきましょう。
きちんと書いておくと引越し業者も書いてある通りに部屋ごとに置いていってくれるので作業もはかどり効率的な引越しとなります。
あとから中身を確認しながら移動するのは思っている以上の手間と労力になるので確実に後悔することとなります。
割れ物・貴重品・高価品などの特別な梱包方法
食器などの割れ物を梱包する際には新聞紙のような包装紙やエアキャップを使用します。ダンボールにあまりスキ間を作らないように詰めていきましょう。
貴重品は当日、自身で持っておけるなら持っているのが一番です。ダンボールに入れるときは確実にわかるように目印をつけておきましょう。
高価品とは家電製品や家具、絵画や骨董品など、値段が高いものや大切にしているものを指します。これらのものは、引越し中に傷ついたり壊れたりするリスクが高いので、慎重に梱包する必要があります。
また、業者によっては運搬を断られるようなものもあるので注意が必要です。
まずは見積もりの際に必ず営業マンに相談しましょう。高価品を運搬する必要がある場合、普段使用しないような特別な資材や専門の業者の手配などの準備が必要となることがあります。
また、業者のほうとしてもできるだけリスクを減らしたいと考えるのでレベルの高い作業員にまかせるはずです。
事前に伝えておくべきものは例えば、
- 桐ダンス
- 高級な家具
- ピアノ
- 美術品・骨董品
- 全面ガラス張りのような超危険物
- 最近では特殊な梱包が必要な有機ELテレビ
専門の業者や重機の手配が必要な場合は別途料金がひつようとなりますが、大きな家具はよほど特殊なケースでもない限り別途料金かかることもなく梱包して運搬してもらえるはずです。
とにかく、リスクを負いたくないのならばどうするのが最適か見積もりの際に尋ねるのがよいでしょう。
高価な食器なども自分で梱包する自信がないのならば別途料金はかかりますが食器だけでも業者に任せてしまいましょう。
もし、自分で梱包するならダンボールには必ず高価品や割れ物が入っていることは赤いマジックなどで目立つように明記しましょう。
以上のように、高価品がある場合は必ず伝えるようにしましょう。引越しの当日に知っても準備がなければどうすることもできません。
引越し当日の準備
重要な物品や書類を手元に保管しておく
さきほども述べたように貴重品はできるだけご自身で持つことをオススメします。
ライフラインなどの手続きですぐに必要な書類なども必ず手元に置いておきましょう。
そして、引越し業界ではなぜかいまだに現金払いが主流となっています。もちろん、カード払いや事前振り込みなども可能ですが現金払いを勧められます。
大きな引越しとなると引越しの料金も高くなるので現金で支払う際は失くさないようにと必ず領収書をもらうように注意しましょう。
引越し業者とのコミュニケーション手段の確保
引越し当日に引越し業者と連絡を取り合う必要がある場合としては積み地から卸し地が距離があるときです。
あらかじめ時間を打ち合わせしていても交通の事情などで遅れたりすることもあります。そういったときに密に連絡を取ることも必要となります。
連絡先を聞いておいてもいいですし、手間でなければ間に会社を通して連絡するのもよいでしょう。
引越し先のアクセスや駐車場の確認
上で言ったようにさまざまな事情で遅くなることがあるので引越し先の新居へのアクセスは必ず確認しておきましょう。
現実的に難しい場合でないならば、できるだけ一度行ってルートや駐車場の契約などがまだの場合は近くのコインパーキングの確認もしておきましょう。
引越し後のアフターケア
新居での荷解き
引越し後には、荷物を解いて新しい住まいに配置する必要があります。この作業も計画的に行うことで、効率的に快適な空間を作ることができます。ここでは、引越し後の荷解きと配置の計画について、いくつかのポイントを紹介します。
まず、荷解きの順番を決めましょう。一般的には、生活に必要なものから優先的に解くと良いでしょう。例えば、寝具や食器、洗面用具、衣類などです。これらはすぐに使う可能性が高いので、早めに準備しておくと便利です。
また、荷物の中には、すぐに使わないものや保管するものもあるでしょう。例えば、季節外の衣類や装飾品、書籍などです。これらは後回しにしても構いませんが、できるだけ早く片付けるとスッキリします。
引越し後にしたほうがよいこと
引越しは大変な作業ですが、引越し後にもやるべきことがたくさんあります。忘れずに済ませておくことで、新生活をスムーズに始めることができます。ここでは、引越し後にしたほうがよいことを紹介します。
- 電気・ガス・水道の開通手続き
引越し前に電気・ガス・水道の利用開始の手続きをしておく必要がありますが、引越し後にもメーターの検針や契約内容の確認などを行う必要があります。各事業者に連絡して、手続きを完了させましょう。 - 転入届・転出届の提出
引越し先と引越し元の市区町村が異なる場合は、転入届と転出届を提出する必要があります。転入届は引越し後14日以内に、転出届は引越し前14日以内に、それぞれ住民票を異動させる市区町村の役所に提出しましょう。また、同一市区町村内で住所が変わる場合は、転居届を提出する必要があります。 - マイナンバーの手続き
マイナンバー(個人番号)カードや通知カードを持っている場合は、住所変更の手続きを行う必要があります。市区町村の役所で住民票の異動と同時に手続きできます。また、マイナンバーカードや通知カードも新しいものに交換されます。 - 免許証・パスポート・印鑑登録などの手続き
免許証やパスポートなど、住所が記載されている公的な証明書類は、住所変更の手続きを行う必要があります。免許証は警察署で、パスポートは出入国在留管理局で手続きできます。また、印鑑登録をしている場合は、新しい市区町村で再登録する必要があります。 - 郵便物の転送サービスの申し込み
引越し後も旧住所宛てに郵便物が届く可能性があります。その場合は、郵便局で転送サービスの申し込みをすると、新住所に転送してもらえます。申し込みはインターネットでもできますが、本人確認書類が必要になります。 - 銀行・クレジットカード・保険などの住所変更の連絡
銀行やクレジットカード、保険など、さまざまなサービスに住所を登録している場合は、住所変更の連絡をする必要があります。各サービスの窓口やインターネットで手続きできますが、本人確認書類や契約書などが必要になる場合があります。 - 近隣への挨拶
引越し後は、新しい近所の人たちに挨拶をしておくと、良好な関係を築くことができます。引越し作業で迷惑をかけたことを謝罪したり、自己紹介したりすることで、印象を良くすることができます。手土産を持っていくとさらに好感度が上がります。
まとめ
引越しの準備はするべきことが非常に多くて大変ですが、早めに始めて計画的に進めることで、引越しを成功させることができます。
引越しは新しい生活の始まりです。スムーズな引越しを実現することで新しい生活を楽しみましょう。
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