【現役の引越しドライバーが教える】引越しでよくあるトラブルと対策

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引越し 関連

トラック(作業員)の遅延

トラック(作業員)の遅延は、さまざまな原因で起こります。交通事故や渋滞、天候不良、トラックの故障、作業員の体調不良などが考えられます。

また、前のお客様の引越し作業が予定より長引いた場合も、次のお客様への影響が出る可能性があります。

引越し業者の1日の動き

引越しの作業は1台のトラックに3人の作業員が乗って1チームとして行動するのが一般的です。そして、乗るトラックによって1日の業務の内容が変わってきます。

トラックの種類は業者によって少しの違いはありますが、だいたいは4トン、2トン、2トンショート(10尺)の3種類を使うことが多いです。

この中でも2トンと2トンショートは1日に何件も引越し作業をすることが多くなります。もちろん、毎回同じ作業をするわけではないので短い時間で終わるときもあれば予定よりも時間がかかってしまうこともあります。

そのため朝一の便は予定通りに業者も来てくれますが、昼からの便となると予定通りに来れないという場合もあります。

AM便とPMフリー便

それならば、朝一の便をお願いしたらいいだけではないのかと思われるかと思います。しかし、ここは悩ましい問題なのです。

業者にもよりますが一般的に引越しの便にはAM便、AMフリー便、PMフリー便があります。

AM便というのは訪問時間が8:30~9:00いった朝一の便になります。こちらの便は必ず決まった時間に業者が来てくれるといったメリットはありますが、そのぶん費用が少し割高になります。

AMフリー便というのは訪問時間が9:00~12:00といったような便になります。時間に少し幅を持たせているため費用は少し安くなります。時間も午前中には来てくれるということでそこまで遅くなる心配もありません。

PMフリー便というのは訪問時間が14:00~17:00や12:00~18:00といったように、かなり時間に幅を持たせた便になります。費用は割安といったメリットはありますが、開始時間が何時になるかわからないというデメリットがあります。めちゃくちゃ早く来てくれるときもあれば、忙しいときは18時をまわってしまうなんてこともざらにあります。

このPMフリー便というのがとても悩ませてくる要因なのです。費用も安く抑えられ、かつ早く作業が終わるというラッキーなときがあるからです。

このあたりは時間を優先で考えるか費用を優先で考えるかで決めるようにしましょう。 

トラック(作業員)の遅延に対する対策

まず、時間を第一に優先と考えるならAM便でお願いしましょう。

トラック(作業員)の遅延は、誰にとっても不快なことですが、冷静に対処することが重要です。引越し業者や作業員に対して怒りや不満をぶつけることは控えましょう。

逆に、遅延に対して謝罪や補償を求めることも権利です。適切な対応を受けるためには、契約書や見積書などの書類を確認しておくことも必要です。

積み地・卸し地の道幅によるトラックの進入困難

引越し作業では、トラックが積み地・卸し地に近づいて荷物を積み降ろしする必要がありますが、道幅が狭い場合や駐車場がない場合など、トラックが進入できないことがあります。

このような場合、トラックから小型の車両に荷物を移して横持ち作業が必要となりますが、これには業者によっては追加料金が発生します。また、横持ち便を利用すると作業時間も長くなります。

積み地・卸し地の道幅に対する対策

このようなトラブルを避けるためには、事前に積み地・卸し地の道幅や駐車場の有無を確認することが大切です。引越し業者に見積もりを依頼する際には、積み地・卸し地の住所だけでなく、道路状況や駐車スペースの有無も伝えましょう。

また、自分で現地を確認するか、近所の人に聞くこともおすすめです。もし、トラックが進入できない可能性がある場合は、事前に横持ち便の利用や追加料金の交渉をすることで、スムーズかつ安価な引越し作業を行うことができます。

マンションの場合は管理人や管理会社に引越しの予定を伝えて当日のトラックの駐車位置や駐車方法などを確認しておくことも大事です。

webと電話での見積もりのみの際は特に道幅を正確に伝えることが大切です。普段トラックに乗るわけではないので難しいのは当然ですが、ここで失敗してしまうと引越し作業がスムーズに進まなくなってしまうので注意しましょう。

もちろん、業者のほうでもGoogleナビのストリートビューなどで確認はしますが、意外と正確な道幅はわかりにくいので、もしわかるのであれば注意点などを伝えてあげることで大きな助けになるでしょう。

家具・荷物・家屋の破損

引越し作業中に家具や荷物、あるいは自分の家や新居の家屋に破損が発生することがたまにあります。この場合、大きなショックを受けるでしょう。このようなトラブルはどのように防ぐことができるのでしょうか?また、万が一起こってしまった場合はどのように対処するべきなのでしょうか?

家具・荷物・家屋の破損に対する対策

まず、引越し作業における破損トラブルを防ぐためには、以下の点に注意することが重要です。

  • 引越し業者を選ぶ際には、信頼できる会社かどうかを確認すること。口コミや評判、実績や保証内容などをチェックしましょう。
  • 引越し作業前には、家具や荷物の状態を確認し、傷や汚れなどがある場合は写真に撮っておくこと。また、家屋の状態も同様にチェックしておきましょう。
  • 引越し作業中には、業者の作業員に注意喚起をすること。特に、重量物や大型家具などは慎重に運んでもらうように伝えましょう。また、自分もできるだけ手伝って協力することが望ましいです。
  • 引越し作業後には、再度家具や荷物、家屋の状態を確認すること。もし破損が見つかった場合は、すぐに業者に連絡して対応を求めましょう。

次に、万が一引越し作業において破損トラブルが起こってしまった場合は、以下の点に注意して対処することが必要です。

  • 破損した物品や箇所を写真に撮って証拠を残すこと。また、破損の程度や原因などを詳しく記録しておくこと。
  • 業者に連絡して事情を説明すること。その際には、冷静に話すことが大切です。感情的になって罵ったり暴力的な言動をしたりすると、トラブルの解決が難しくなります。
  • 業者と協議して修理や補償などの対応を決めること。その際には、契約書や保証書などの書類を確認しておくこと。また、納得できない場合は消費者センターや弁護士などの第三者機関に相談することもできます。

大型家具・家電の搬出・搬入の困難

引越しでは大型家具や家電などの搬出や搬入が困難なときがしばしばあります。新居での搬入が困難なのは容易に想像できるかとは思いますが、現に家の中にすでに入っているものが搬出できないとはどういったケースでしょうか。

まずは2階にキッチンがある場合に冷蔵庫が階段を通らない場合です。この場合は搬入の際にユニックなどの重機を使って搬入していることがほとんどです。これは自分でもわかっていることなので事前に業者に伝えることで対処することができます。

そして、意外と見落としがちなのが購入してから家の中で組み立てた家具です。特にIKEAの家具は大型のクローゼットなども組み立て式なのでこの問題が起きがちです。

IKEAの家具は基本的に引越しをすることを前提に作られておらず一度組み立てた家具はなどを抜かないと分解ができない仕様となっています。強度も弱いため吊り作業にも不向きです。

IKEAの家具は「お客様で分解をお願いします」という業者も少なくないです。

大型家具・家電の搬出・搬入の困難に対する対策

現在住んでいる家に搬入するのが困難だったものについてはすでにわかっていることなので事前に業者に伝えて対策してもらいましょう。

搬入先でのことは引越しの素人である以上は正直、難しいところではあります。毎日引越し作業をしいているプロならば見てわかるでしょうが一般人にはなかなか気づくこと自体がないでしょう。

ここで事前に伝えておくべきことをまとめると

  • 引越し前の住居
    • ユニックや吊り作業などの方法で搬入した家具がある
    • IKEA家具がある
  • 引越し後の新居
    • 狭い通路・階段がある
    • キッチンが2階にある

以上のことを事前伝えているだけで経験豊富な業者はさまざまなケースに対応できるように準備して作業に臨むことができるのでスムーズに進むことができます。

トラックに荷物が載りきらない

トラックに荷物が載りきらないというのは、想像以上に困った状況です。トラックのサイズを間違えたり、荷物の積み方が効率的でなかったりすると、このような事態に陥る可能性があります。この場合、どうすればよいのでしょうか?

まず、業者の訪問での見積もりミスによる場合はこちらに非はまったくないので遠慮することなく追加のトラックを配車してもらうようにお願いしましょう。追加料金なども支払いする必要もありません。

ただ、見積もりがWebのみの場合は微妙なところです。業者にもよりますが最悪の場合は追加料金を請求される可能性もありえます。

家の中の隅から隅まですべて伝えているなら問題ないとは思いますが、例えば屋根裏など見落としがちな場所に荷物がたくさんあったりなどしたときは物量にかなり影響してきます。故意ではないにしろ業者によっては追加料金が発生する場合もあります。

トラックに荷物が載りきらないに対しての対策

ほとんどの場合は業者のほうのミスによるものかと思いますのでよほど悪質な業者でなければ追加料金もなく対応してくれるはずです。

気をつけるのはWeb見積もりの場合です。Web見積もりの場合は業者のほうもトラックに載らないという事態を避けるために、かなり余裕を持って物量を見積もるはずですが、それでも見落とし部分が多いとトラックに載らないということもありえます。

故意はもちろんのこと、できる限り見落とし部分がないように細かく伝えることが大事になってきます。最近ではスマホのカメラを使ったリモート見積もりという方法もあるので家の隅から隅までカメラで見せるのもありな方法だと思います。

新居の広さに対しての荷物の量が多すぎる

新居の広さに対しての荷物の量が多すぎるとはどういうときに起きる問題なのでしょうか。

単純に新居が引越し前の住居よりも狭くなったときに起こる問題です。部屋が1つ減るだけで思っているよりも荷物のキャパシティが変わります。特に一戸建てからマンションに引越しするときなどによく起きます。

ぼくも何度か経験はありますが、もともとの住居でも荷物がいっぱいだった場合は新居ではとんでもないことになります。家具のセッティングをすべて済ませたあとはとにかく空いてるスペースにダンボールなどの小物を置いていくという作業になります。

はっきりといって搬入直後は寝る場所もないぐらいに荷物であふれかえっているような状態になります。少しずつダンボールなどを解梱してスペースを作っていく必要があります。

新居の広さに対しての荷物の量が多すぎるに対する対策

新居が今の住居よりも狭くなるとわかっている場合は、できる限り荷物を減らすことが大事です。もともと家の広さに対して物が少ないならば問題ないと思いますが、物が多いと自覚がある方は絶対に減らすことをオススメします。

思い切って断捨離するかリサイクルショップなどを活用してとにかく物を減らしましょう。とはいってもなかなか物を捨てられないという方に多い問題ではあるので、そんな簡単な話ではないことは重々、承知です。それでも、後の大変さを考えたら絶対に減らすべきです。

引越し当日の天候による荷物への被害

引越し当日に雨や雪が降ると、荷物が濡れたり汚れたりする可能性があります。特に、家電製品や衣類、書類などは水に弱く、損傷したりカビが生えたりする恐れがあります。また、滑りやすくなった道路や階段で荷物を落としたり運び手が転んだりする危険もあります。

引越し当日の天候による荷物への被害に対する対策

  • 引越し日程を決める際には、天気予報をチェックすること。可能であれば、晴れや曇りの日を選ぶこと。
  • 引越し業者に依頼する場合は、荷物への被害保険の有無や内容を確認すること。万が一の場合に備えて、補償額や手続き方法を把握しておくこと。
  • 引越し作業前には、荷物をしっかりと梱包すること。特に水に弱いものはビニール袋やラップで包むなどして防水対策をすること。
  • 引越し作業中には、荷物を運ぶ際に滑らないように注意すること。また、荷物を車両から降ろす際には、雨や雪で濡れたり汚れたりしないようにシートやタオルなどで保護すること。

引越し作業において引越し当日の天候による荷物への被害というトラブルは、予防が重要です。上記の対策を参考にして、安全で快適な引越しを行いましょう。

重要な書類や貴重品の紛失

引越しの際には、荷物の量が多くなり、管理が難しくなることもあります。ここでは、引越しで書類や貴重品を紛失しないためのコツをご紹介します。

重要な書類や貴重品の紛失に対する対策

まず、書類や貴重品は、引越し前にまとめて専用の箱に入れておきましょう。その際には、箱に「書類・貴重品」と明記しておくと、荷造りや運搬の際に分かりやすくなります。また、箱の中には、書類や貴重品の一覧表を入れておくと、紛失したかどうかを確認するのに便利です。

次に、書類や貴重品の箱は、自分で運ぶか、引越し業者に預ける場合は必ず目印をつけておきましょう。自分で運ぶ場合は、車の助手席や後部座席に置いておくと、忘れずに持って行けます。引越し業者に預ける場合は、契約書や領収書に「書類・貴重品」と記載してもらい、荷物の受け渡し時に確認するようにしましょう。

最後に、引越し先に到着したら、すぐに書類や貴重品の箱を開けて中身をチェックしましょう。もし紛失や破損があった場合は、速やかに引越し業者に連絡して対応を求めましょう。また、書類や貴重品は安全な場所に保管しておくことをおすすめします。

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